再々再度のサーバー移転

いやもう正直何がしたいんかって話ですが、更にサーバを移転しました。

サーバの移転を決めたきっかけは二つ。
1つはnextcloudのS3メインストレージ10MB更新エラー問題は完全に対応が成されるまでクライアントバージョン3.9.4を使っていればいいのでは無いかという開き直り。
もう一つはIndigo、KAGOYA両方にあったコンソールのフリーズ(たまにSSHの入力を受け付けなかったり応答が異常に遅かったりする現象)が嫌すぎるということ。

というわけで移転先はこのコンソールのフリーズが経験上一切無いさくらのVPS(メモリ2GBプラン・HDD追加無し)になりました。
そもそも、VPSを使用開始した当初はさくらのVPSを使っており、特に不満もなかったのですがなんとなく他社に比べて月額利用料が高かったりさくらが提供するDNSサーバが1024bit以上のDKIMレコードが追加できなかったりしたせいでLightsailに移転した経緯もありました。

その中でDNSについてはWhoisのNSをRoute53に向けてドメイン管理をRoute53でやるようになったため、特にさくらのDNSの使用に影響を受けなくなったところと、LightSail(というよりAWS)がIpv4アドレスの使用に追加料金を設定したりとしたこと、Amazonlinux2023がAML2程使い勝手がよいOS都は感じられなかったことから、CentOS Stream9を使用するプラットフォームとしてこれまでIndigoやらKAGOYA VPSやらを使ってきました。

双方ともに安価であったり、プランによってはネットワークが高速化したり、ディスク容量当たりのコスパが他の追随を許さないプランが存在する等、非常に魅力的な所もありましたが、結果的に古巣に戻る決断となります。

しかし、ただ戻るのならただのコストアップである為、今回はさくらのVPSならではのサービスを一つ利用しました。

それはホスト型WAFであるSiteguard。これを導入することにより個人のWEBサイトでもWAFによる防御を設定できるようになります。

実際のところ、AWSではCloudfrontにAWS WAFを設定する等の方法で(5$程度の月額使用料を取られますが)実現できますが、CroudFrontはnextcloudのクライアントでの同期に使用するPROPFINDメソッドが転送できないためnextcloudにWAFの防御を与えるためにはELB経由となり、とてもでは内が個人では維持に窮する費用が発生します。

その意味ではこのサービスを利用することで他社に比べて500円くらい高い(さくら石狩・3コア2GB:1738円、KAGOYA KVM・3コア2GB(50GB HDD):1100円、同200GBHDD:1760円、Indigo・2コア2GB:814円、同4コア4GB(NW500Mbps):1630円)部分が十分ペイできるのではないかと思う。

なお、SiteGuardの導入や設定について一部苦労した典雅あるのでそれは別の記事にしようと思う。

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